↑「早苗きんとん」の中は白餡。 ↓ こちらは、「唐衣」 ういろう製。薄紫が綺麗!
↑「唐衣」の中は、粒餡でした。
↓五月下旬は、麦の刈り入れの繁忙期。農作業の後でいただく麦手餅。
ボリュームたっぷり。表面は、麦粉を焦がした「はったい粉」 ↓ 中は漉し餡。
末富といえば、きれいな水色の包装紙。包みを開くときのわくわく感が好き。
本店は、烏丸通りから2本西。呉服の問屋街で、四条にも五条にも近く、賑やかな界隈。
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愛知県知立の八橋はかきつばたで有名。在原業平の歌、「からころも きつつなれにし つましあれば はるばるきぬる たびをしぞおもふ」は、五七五七七の頭に「か・き・つ・ば・た」を入れていて、この歌の「着つつ・・」の枕言葉が「唐衣」なのだそうだ。やっと、杜若(かきつばた)の花と、「唐衣」の菓銘がつながった。
ところで、杜若(かきつばた)と、花菖蒲(しょうぶ)とあやめは、よく似ている。いずれも”アヤメ科”
杜若(かきつばた)は、水辺に咲いていて、花弁に白い模様がある。
花菖蒲は、背丈も1m近くあり花も大きく、花弁に黄色の模様が入っている。ゴージャスな観賞用の花。
あやめは、背丈30~40cm、花も小さく、花弁にあやめ(文目)の網目模様が入っている。畑(水辺でなく)で咲く地味な花。
もうひとつ、端午の節句のお風呂、菖蒲湯に入れる「菖蒲(しょうぶ)」は、上3種とは全く異なり、黄色い花なのだそうだ。サトイモ科