和菓子の始祖といわれるお饅頭。 起源は2系統あるそうです。
- 甘酒を使う「酒饅頭」。13世紀に、南宋から帰国した禅僧円爾が博多の茶店に伝えた。
- ふくらし粉を使う「薬饅頭」。14世紀に中国から渡来した林浄因が奈良に店を開く。
前者は「虎屋饅頭」と呼ばれ、後者は、「塩瀬饅頭」と呼ばれる。
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お饅頭Collection
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■蒸し菓子
酒母(麹と酵母)を使って発酵させた饅頭虎屋饅頭は、冬季限定。
山笠祇園祭りの頃、石村萬盛堂の店先に並ぶ博多櫛田神社の酒饅頭
薬饅頭から発展、米粉に薯蕷(なが芋)を練りこんだ、塩瀬総本家の志ほせ饅頭
小麦の代わりに生麩を使う麩饅頭を、博多座前の鈴懸でお土産に購入。
■焼き菓子
ひよこ饅頭は、福岡石村萬盛堂と、 東京土産のひよこ饅頭
広島の銘菓、もみじ饅頭
松山の銘菓、山田屋まんじゅうは、薄皮饅頭
小倉には、湖月堂の栗饅頭
■季節とお饅頭
季節の焼印いろいろ、なでしこ 西陣の塩芳軒
季節の焼印いろいろ、野あやめ 鶴屋八幡
季節の焼印いろいろ、菫 薯蕷饅頭 虎屋
上巳の候 蛤 虎屋を象った虎屋の上用饅頭
茶人織部の名前を冠した織部 塩瀬総本家の織部饅頭
翠紅堂の冬至のお菓子 柚子
お月見うさぎのお饅頭いろいろ、うさぎ 塩瀬総本家
お月見うさぎのお饅頭いろいろ、うさぎ 日本橋うさぎや
お月見うさぎのお饅頭いろいろ、十五夜 衣かつぎとうさぎ 鈴懸
お月見うさぎのお饅頭いろいろ、兎饅(うさまん) 虎屋
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↓ お饅頭発祥の塩瀬総本家
↓ 虎屋の薯蕷饅頭。オイモのおかげでふっくら蒸しあがっている。
↓ 日本では博多が発祥の酒饅頭、櫛田神社脇の石村萬盛堂の祇園饅頭
↓ 愛媛、松山の山田屋の薄皮饅頭。 茶饅頭に分類される。
↓ 福岡のひよこ饅頭は、石菓子製。 焼饅頭に分類される。
↓ 広島のもみじ饅頭 これも焼饅頭に分類される。
↓ 栗饅頭
準備中(秋になったら・・・)
Wikipediaより抜粋
== お饅頭の種類 ==
■薯蕷饅頭
すりおろした薯蕷(ナガイモ)の粘りを利用して米粉(薯蕷粉、上新粉)を練り上げ、その生地で餡等を包んでしっとりと蒸し上げた饅頭。上用饅頭とも言い、紅白饅頭や織部まんじゅうなどがこれにあたる。使われる薯蕷にはつくね芋(京都)、大和芋(関東)、伊勢芋(中部)などがある。
■酒饅頭
酒母(酒種、麹に酵母を繁殖させたもの)を使って小麦粉の生地を発酵させ、中に餡を入れた饅頭。虎屋饅頭とも呼ばれる。
■焼饅頭
主にカステラ風の生地で餡を包んだ焼き菓子の一種。洋菓子や中華菓子(月餅)の影響を受けて明治時代以降に発達したとされる。
■茶饅頭
小麦粉、黒砂糖、膨張剤を用いた生地で餡を包んだ饅頭。大島饅頭・温泉饅頭とも。利休饅頭、薄皮饅頭もこの一種。観光地(特に温泉街)でのおやつやお土産にも好んで用いられる。
■水饅頭
くず粉を用いて作った透明の生地で餡を包んだ夏季の生菓子。水仙饅頭とも言う。そのまま器に盛って食べるのが一般的だが、冷水に浸して食べるものもある。全国的には「葛饅頭」の名称のほうが一般的である。