日本の四季を彩る年中行事。お祝いごとやお祭りに欠かせないのはお菓子。
それぞれのお菓子には、故事に由来する物語りがあります。
1月: 七草の六瓢 (人日の節句) |
2月: 福は内 (節分会) |
3月: 引千切 (上巳の節句) |
4月: 五泉 (花祭り) |
5月: さる餅 (葵祭り) |
6月: 水無月 (夏越祓) |
7月: 稚児餅 (祇園祭り) |
8月: おはぎ (盂蘭盆会) |
9月: 着せ綿 (重陽の節句) |
10月: きぬかつぎ (十三夜) |
11月: 子守柿 (立冬) |
12月: 柚子 (冬至) |
暦について、ちょっとお勉強。
■五節句
季節の節目を祝う日。この日宮廷では宴が催されました。
1/7は人日の節句、3/3は桃の節句、5/5は端午の節句、
7/7は七夕の節句、9/9は重陽の節句。
9/9は、陰陽道で最も尊ばれる陽の数字9がダブルなので「重陽」。
1/7は七草、3/3は桃、5/5は菖蒲、7/7は笹、9/9は菊、それぞれ草木と切り離せません。
お祝いの行事にちなむ、雅びなお菓子がたくさんあります。
■八節とは (二至二分と、四立)
二至とは、夏至と冬至、 二分とは、春分と秋分、
四立とは、立春、立夏、立秋、立冬
この中でも、立春(2/4頃)は、一年の始めとなる大切な日(旧暦のお正月)
この「八節」を細かく分けたのが「二十四節季」
八節に加えて、お天気番組で次のような言葉に聞き覚えがありますね。
小寒、大寒、雨水、啓蟄、清明、穀雨、小満、芒種、
小暑、大暑、処暑、白露、寒露、霜降、小雪、大雪
この二十四節季は、1年365を24等分して15日ごとに区切ったものですが、
それぞれの15日をさらに5日ずつ区切り、順に初候、次候、末候と呼ぶそうです。
24節季×3候=72、これが「七十二節季」です。
立春の初侯は「東風解凍」や啓蟄の次候は「桃始笑」など、花鳥風月にまつわるもの。
菓銘には、これらの節季をヒントにしているものがたくさんあります。
■京都の三大祭り
5月の葵祭り(下鴨神社、上賀茂神社)、
7月の祇園祭り(八坂神社)、
10月の時代祭り(平安神宮)
時代祭りは古来のお祭りではなく、平安遷都1100年に始められたもの。
(1984年(明治28年))
お祭りに由来するお菓子もたずねてみました。
以上、暦や行事は、Wikipediaや、このサイトでお勉強しました。
関西在住でないと、京都の生菓子はなかなかタイムリーに入手しにくいもの。
こちらのサイトでもお菓子の勉強しています。
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