ひと袋、ひと袋、手間をかけて剝きながら、色々なことを思い出す。
子供の頃、みかんが大嫌いでした。どこの家にいっても炬燵の上に籠盛にされていて、必ず勧められる。
見るだけでも苦い胃液があがってきそうな程嫌いなのに、断れない。
当時、他にビタミンを摂れるものがあるわけでもなく、冬はいつも唇ががさがさだった。
大人になっても、嫌いは嫌いで貫き通していた。
子供の頃、みかんが大嫌いでした。どこの家にいっても炬燵の上に籠盛にされていて、必ず勧められる。
見るだけでも苦い胃液があがってきそうな程嫌いなのに、断れない。
当時、他にビタミンを摂れるものがあるわけでもなく、冬はいつも唇ががさがさだった。
大人になっても、嫌いは嫌いで貫き通していた。
ところが、最近、スーパーで買ったみかんを、何気なく食べてみたら、
なんと、すごく甘い。普通のみかんなのに、とてもみずみずしい。
どうしたことなのか、、、と暫く絶句。