山羊のチーズ。中は、真っ白。 圧搾(ハード)タイプのチーズだけれど、とてもソフト。 見た目に反して味わいは結構強くて渋い。
タイプはハードタイプ、そしてシェーブル(羊)なのだけれど、ワインで表面を洗っているので、三月の第二週目に。(毎月、第一週はハード、第二週はウォッシュ、そして青カビ、白カビ、最終週はシェーブル)
口の中で、ふわっとワインの香りがする。
スペイン南東部にあるムルシア地方には、何世紀にもわたり品種改良が行われ、良質の乳を出す「ムルシアノ・グラナディナ種」という山羊がいます。
この山羊の乳は、乳糖と脂肪分が多いのが特徴で、真っ白できめが細かく、甘味のあるチーズができあがります。
それを、ムルシア産の赤ワインで洗ったのがこのチーズです。
しっとりとした甘い生地に、ワインの香りが良く合います。
カットした時、外皮の赤紫色と生地の真っ白さの中身のコントラストがとても美しいチーズです。