「名所江戸百景」とは、東海道五十三次で有名な歌川広重が、還暦の頃から取り組み始めた名所絵シリーズ。
江戸の名所が、118枚描かれています。 1856年(安政3年)2月から1858年10月まで(広重の死後も、弟子が引き継ぐ)
第1景「日本橋雪晴」には、初荷を満載した舟が、川を遡り、まさに日本橋に到着。
手前、川岸の魚河岸には、搬送されたばかりの魚が店先に並べられ、
通りには、天秤棒に大きな魚を載せた商人で賑わう様子が描かれています。
日本橋の上に描かれているのは参勤交代でしょうか。橋の向こうに蔵の並び、一石橋、そして江戸城も見えます。
「日本橋雪晴」は、安政3年5月に改印。
こちらのサイトに、とっても詳しい解説と、現代の地図があります。
ndl.go.jpサイトに、日本橋関係、24枚(内3〜4枚△)
http://www.ndl.go.jp/landmarks/details/detail090.html?sights=nihonbashi
▲歌川広重 - Online Collection of Brooklyn Museum
1月 春 日本橋雪晴、
2月 春 馬喰町初音の馬場▲
3月 春 永代橋佃しま
4月 春 両ごく回向院元柳橋▲
5月 夏 八つ見の橋(今の呉服橋)、夏 日本橋江戸ばし▲、
6月 夏 日本橋通一丁目略図、
7月 夏 大はしあたけの夕だち、 夏 両国橋大川ばた▲
8月 夏 鎧の渡し小網町▲
9月 秋 京橋竹がし▲
10月 秋 鉄炮洲稲荷橋湊神社、 秋 鉄砲洲築地門跡▲
11月 秋 大てんま町木綿店、
12月 秋 両国花火
=============