歌川広重の「名所江戸百景」第8景の、「するかてふ」
日本橋、室町界隈は、駿河町と呼ばれていた。今の三越日本橋本店のあたり。
両側の商家の紺暖簾に、「丸に井桁三」、三井の紋と、「えちごや」の文字が見える。
正装した人々、大葛篭を背負った商人も目立ちます。
この通りは、現在の中央通りから、金座通りを皇居方面に眺めた図。
金座通りは、現在の日銀本店の前を通って、江戸城へと続く道。
通りの看板は向かって右側の本店は「呉服類品々」で絹製品を、左側の支店は「組物糸類品々」で(太物といわれる木綿や麻織物)と書かれているのだそうです。
富士山の眺めがよいこの一角は、駿河町(するがてふ)と呼ばれていたのだそうです。
こちらのサイトに、とっても詳しい解説と、現代の地図があります。
http://www.ndl.go.jp/landmarks/details/detail042.html?sights=surugacho;tokyo=chuo