歌川広重の「名所江戸百景」第74景の「大伝馬町こふく店」
通旅籠町の大丸呉服店前。 看板には、「げんきん」「かけ値なし」
「呉服太物類」、そして「下むら」「大丸屋」と書かれています。
「呉服」は、絹、「太物類」とは、木綿や麻など。
「げんきんかけ値なし」は、越後屋(三井)がはじめた新商法。従来の「つけ」ではなく
その場で現金で支払い、その代わりに利息は上乗せしない、というもの。
店の前の行列は、大名行列かと思いきや、「施主と大工棟梁による竣工祝いの一行らしい」とのこと。
こちらのサイトに、とっても詳しい解説と、現代の地図があります。