くぎを連想させる花のつぼみをスパイスとして使用(天日乾燥)。刺激的なすがすがしい芳香が特徴(ウースターソースの主要香気)。
名称)クローブ/チョウジ(丁字)、丁香、百里香
学名)Syzygium aromaticum Merr.(Eugenia caryophyllata)
英名)Cloves
科名)フトモモ科
利用部位)花蕾
主な産地)インドネシア、マダガスカル、ザンジバル
全日本スパイス協会のサイトでお勉強
http://www.ansa-spice.com/M05_SpiceClassify/SpiceClassify.html
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芳香族化合物(フェニルプロパイド)とは、C6C3単位を基本骨格とする化合物。
大きく4つに分類される。
(1)「C6C3」1分子から構成
(2)「C6C3」2つ以上から構成
(3)「C6C3」の-C3部分が、ラクトン化したもの
(4)「C6C3」の-C3部分が、β酸化したもの
■今月は、(1)の「C6C3」1分子から構成される化合物群。
代表的な、①アネトール ②オイゲノール ③シンナムアルデヒド
④カフェ酸 ⑤コニフェリルアルコール
①アネトール Anethole
②オイゲノール Eugenol
利胆作用、血小板凝集作用、鎮静・鎮痙作用、抗菌作用
クローブの蕾の主精油成分
・チョウジ Syzygium aromaticum(フトモモ科)