はがきよりひとまわり小さな箱。意外と重いのです。
説明書によると、
「柳桜織りなす都大路をしのぶ当舗の代表銘菓。
江戸時代中頃より米粉の滋養性を生かした宗教的菓子として発展した紋菓は、水飴を多く使用したねき餡を使用していますが、「御所車」は丹波大納言のつぶ餡であっさりと召し上がっていただけます。」
包装紙には、当家に伝わる明治初期の京都の古地図を、また、しおりには同じく当家に伝わる江戸時代の御所の公家屋敷の様子のわかる図を使用しております。
有職菓子御調進所 老松は、京都の上京区北野上七軒にある和菓子の老舗。
上七軒は、北野天満宮東門前、京都最古の花街。お団子の発祥の地。
老松の創業は明治ですが、祖先は公家で朝廷の儀式に使う菓子や神饌などを有職儀式典礼にもとづく婚礼菓子、茶席菓子を調製していた、と伝わっているそうです。