花祭り。粒・こし・胡麻の三種の餡をつつんだ求肥に、古事にちなんだ五色の蒸しそぼろをふんわりまぶしました。とのこと。
その古事とは (仙太郎のホームページより)
昔、お釈迦様がこの世にお生まれになったとき、
天の龍が五色の甘露の雨をふりそそぎ、誕生をお祝いしました。
うららかな陽気の頃にひらかれる花まつりは、灌佛会(かんぶつえ)とも呼ばれる古式ゆかしいおまつりです。
きれいな春の花々で飾った花御堂に小さなお釈迦様の像を安置し、
産湯にみたてた甘茶をそそぎお祝いします。
たねやの五泉は、甘茶を練りこんだ求肥で
粒餡、こし餡、胡麻餡をやさしくつつみ、小さくつぶらに仕上げた歳時のお菓子です。
求肥にまぶした五色のそぼろは、天の龍がそそいだ甘露の奇瑞(きずい)※にならっています。
花の御堂もかぐわしい春の一日。
昔も今も変わらぬ想いで、今日のこの日をお祝いします。
※奇瑞・・・めでたいことの前兆として現れた不思議な現象のこと
↑ こし餡の白 と、↓ 粒あんの白