五節句のひとつ、端午の節句。 端午の節句といえば、粽と柏餅。
昔の記憶をたどっても、お茶席で、粽をいただいたことはあっても、柏餅は思い出せない。
どちらにしても、お作法が試されそう。
粽はエレガントに笹の葉を取り去るのに苦労しそうだし、
柏餅は、黒文字で切り分けるのが難しそう。
子供の頃、手土産にいただき大事にいただくのは粽、おやつにばくばく食べるのは柏餅だったような気がする。
端午の節句には、粽なのか? 柏餅なのか?
京都の宮中を中心に中国の故事にちなむのは粽で、江戸発家系繁栄を願う武家の風習に由来するのが柏餅なのだそうです。(Wikiより)
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粽、柏餅Collection
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まずは、粽から
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れんこん餅が入っている、京都紫野和久傳の西湖 ぐるぐる巻きでなく食べやすそう。 |
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柏の葉っぱでくるんだ柏餅
虎屋の柏餅は、御膳餡(左)と味噌餡(右)の2種類
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↓ 目に鮮やかな緑の葉っぱでくるまれた京都仙太郎の柏餅も美味しそう。 |
江戸時代の風俗の百科事典「守貞謾稿」によると、柏餅の葉っぱの表、裏で、漉し餡か味噌餡かを見分けていたそうです。写真手前が葉っぱの表を表面にして巻いた小豆餡の柏餅。
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茅の葉でもなく、柏の葉でもない端午の節句のお菓子
岐阜の大口屋の三喜羅。 柏餅ではないのだけれど、同じ季節にいただくサルトリイバラの葉で包まれた麩饅頭、かなり硬い葉っぱ。包むというより、挟んでいただく感じ。
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美濃の緑屋老舗の朴葉(ほほば)餅。 中は柏餅と同じ。(上の麩饅頭と同じ位のサイズ。 葉っぱはかなりでかい! お取り寄せすると枝つきで届きます。) |
六花亭のべこ餅は、かなり異色。 牛のようにTwo Tones Colour
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北海道では、端午の節句といえば、「べこ餅」。 初めて聞く言葉です。 |
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さて、粽は笹の葉、柏餅は柏の葉で包んだお菓子。
ネットで調べているうちに、他にもさまざまな葉っぱのバリエーションがあることを知りました。
そもそも関西以南では、昔、柏の葉っぱは希少だったのですね。
それから、
粽には、「小豆の羊羹粽」と「葛の水仙粽」や、「白下糖製」などがあり、
柏餅には、漉し餡、粒餡、味噌餡など色々な餡だねがあることも知りました。ここから、柏餅。 餡だねも、葉っぱも色々。
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