二十四節季、雨水の末候(終盤)の「草木萌動」(草木が芽吹き始める)
枯野原に、いち早く緑をもたらしてくれるのは蓬(よもぎ)。
蓬は、キク科の雑草。 生命力が強く、香り高い薬草。 葉っぱの裏は、白っぽい薄い毛で覆われている。
蓬の若菜はアクが少ないので、葉っぱの煮汁にも十分香りが残ります。 煮汁の粘り気成分(白い毛に由来)が草もちの弾力性の秘密なのだそうです。
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草もちCollection
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↓ 老舗虎屋の草もちは、蓬の香りが口いっぱいに広がる。
↓ 名古屋のむらさきやの草もちは、薄皮がとてもデリケート
↓ 銀座空也の草もちの銘は、草求肥。のびやかなお餅。 姿は、端正にして粋。
↓ 向島の志”満ん草餅は、「じまんくさもち」と読む。寺社詣やお花見で親しまれた古い店。
↓ 名古屋の餅文総本店の蓬ういろうは、春限定。ういろう元祖の店。
↓ 帯広の六花亭の草もちは、蓬の香り一杯。5月半ばに店先に並んでいました。